はじめまして、エルミオーレグループ代表の桑原です。　

この度は当乗馬クラブのページにお越しいただき誠にありがとうございます。　　　　　

エルミオーレは1999年の4月にオープンし25年が経ちます。

ここまでやってこれましたのも、会員の皆様と頑張るスタッフがいればこそです。本当に感謝しています。

私がこのエルミオーレをオープンする以前は、他の乗馬クラブに勤めていました。

オリンピック出場を目指し、ヨーロッパに渡り試合を重ね、全日本大障害選手権のタイトルを獲得し、その後アジア大会では個人、団体とも金メダルを獲得することができました。

その頃、私は非常に調子に乗っていました。

私よりも上手い人はいないとばかりに、横柄な人柄だったと思います。

そして世界選手権の権利を獲得するため、フランスに渡り日々馬に乗っていたころ、日本にいる部下のから滞在していたホテルにファックスが届いたのです。

ファックスにはその時の部下、17人からのメッセージが所狭しと書き込んでありました。 

私は、その文章を隅から隅まで一言一句逃さず読みました。

そして涙が出てきたのです。

その一枚のファックスには
「試合頑張ってください」「お身体大事にしてください」
などの言葉がありもっとも自分自身が衝撃を受けたのは
「現場のスタッフたちが日々、迷ったり悩んだりしています。試合も頑張ってほしいですが、早く帰ってきてください」
という一行でした。

私はその瞬間、ファックスを握りしめ涙がこぼれたのを憶えています。

そして自分の夢は一体何だったのか・・・というのを真剣に考えたのです。

答えは一生懸命働くスタッフたちと一緒に乗馬の楽しさや喜びを多くの人へ伝えていきたいという思いでした。

そしてその次の日、全ての試合をキャンセルし日本に帰国したのです。全く後悔はなく、爽やかな気分でした。

その数年後、私は以前の会社を離れ、理想とする乗馬クラブを創りたいと思い、お金もコネも地理感覚もなく、愛知県の豊田市やってきたのです。

一人寒い冬に作業する毎日は辛く、
「なぜ一人でこんなことをしているんだろう・・・」
と思った時もありましたが、少しずつスタッフが集まり、準備期間僅か３ヶ月で「ホースファーム　エルミオーレ」をオープンすることができました。

現在では、会員様も仲間も馬も増えましたが、これからもあの時感じた理想を忘れずに頑張ります。

当クラブは今でも、馬を育て、人を育て、馬にかかわる人たちに、喜びが分かち合えるように努力しています。

馬を大切に思い、人を育てることに真剣に向き合っています。

試合の勝ち負けだけではなく、馬の調教、管理、選手育成に力を入れ、末永く馬に携われるような仕組みを日々、考えています。

体験乗馬は、長年にわたって楽しんでもらいたい、最初の一鞍目です。

そのはじめての体験が楽しくなければ、私たちはやる意味がないのです。

最初の一鞍目が皆様にとって良い出会いになるよう、私たちスタッフ一同これからも努力していきます。

各支部の体験乗馬は現場のスタッフたちが、どうすれば皆さまが楽しんでくれるか、どうしたら満足してくれるかを考え抜きつくった体験プランです。

各支部とも違うのは、乗るところの立地や風景、馬たちも違うので、支部によってはかなり内容は個性的です。

安全で楽しめて、お帰りの時間には、喜びのお顔が見れる体験乗馬を提供していきます。

 

他ではないエルミオーレの体験乗馬、乗馬教室を是非、体感してください。

その一鞍目が皆様と永いお付き合いになれることを信じております。

乗馬体験レッスンはこちらから。

 

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